タバコは抜け毛の原因になるの?
タバコを吸っているから「必ず毛が抜ける」とは言いませんが、良いものではありません。
タバコはスモーカーにしてみれば、一種の精神安定剤的な効果があり、手軽にリラックスな感覚を味わえる行為です。
しかしタバコを吸うと、毛細血管を収縮し、全身の血流を低下させてしまい、血中酸素量が減少し、全身のエネルギーが不足します。
このために体温が低下し、特に頭皮と下肢の温度が低下してしまい、正常に戻るまでに2時間もかかってしまいます。
また、タバコを1本吸うたびに、約25〜30rのビタミンCを消耗します。
通常の大人の場合、ビタミンCの平均摂取量は約125rですから、1日に4〜5本以上吸うと、ビタミンC不足になってしまいます。
ビタミンCが不足すると、副腎皮質ホルモンの合成が低下し、ストレスの抑制機能が低下してしまいます。
このため、ストレス解消のつもりで吸っているタバコが、逆にストレスを生むことになってしまうのです。
また、ビタミンC不足は真皮層を構成するコラーゲンの生成を低下させることから、頭皮は弾性を失い硬化し、鉄分の吸収が正常に行われないために、毛母細胞の核分裂にも異常をきたします。
このように、タバコは毛髪の生成にマイナス要因が多いため、発毛させたいと望む方は、出来ればやめることをお勧めします。
でも、無理にやめさせると逆にストレスが掛かり、悪影響を及ぼす可能性もありますので…
「今日から吸うな!」とは無理には言いませんが、少し減らす努力から始めてみてはいかがですか?
タバコを1日たった1本減らすだけでも「1年間で365本」身体に入れなくてすむのですから…